福原 未来  FUKUHARA MIKI


Profile

長野県軽井沢町在住。2016年4月、中軽井沢駅くつかけテラス内にあそび堂を創業(現在は移転)。Iターン移住者。拠点となる地域と都会の教育機会の格差に問題意識を抱き、各分野の専門家と協働し、子供から大人まで対象者の年齢やコンテンツに囚われず幅広くワークショップを実施。

近年はモデルロケットの指導者ライセンス(日本モデルロケット協会)を取得し、紙飛行機やモデルロケットなど航空宇宙分野の工作ワークショップを精力的に開催している。
一方で、ボードゲームをファシリテーターがいなくてもワークショップ的な場が起こるコミュニケーションツールと捉え、家族や仲間の新たな一面を発見するきっかけとして用いることを試み、同町内に店舗を構え、販売事業を行う。

主な活動地域

長野県・東京都・埼玉県・群馬県・オンライン


私のワークショップを語る3つのキーワード

※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。

1: 「あそび」を大切に

ワークショップは様々な捉え方及び手法が存在していますが、「コミュニティ形成のための他者理解や合意形成のエクササイズ」という定義を強く推したいと考えます。エクササイズとは普段の生活から離れた非現実的な場だとしても無責任な活動を推奨するのではなく、むしろその非現実的な場を活かして、新たな視点で物事の捉えなおしをするためであると考えています 。
これには、新しいものを受け入れる余白と遊び心が重要です。私は、この2つを掛け合わせて「あそび」と呼んでいます。正しいよりも楽しいことで人の心が動くように、コミュニティの余白をまさにネジを締める時に「遊び」が必要なように意図的に作り出し、プラスアルファを加えたくなるような遊び心を抱ける場づくりを心がけています。厳密にはワークショップとは言えないようなボードゲームで遊ぶ会も、コミュニティ形成につながるワークショップ的な場であると信じ、継続して開催しています。


2: 自由のための制約

ワークショップをしようとした際に「自由に話そう」とか「自由にやってみよう」とか、そういった投げかけをされると、意外と参加者としては反応がしづらいことがあります。そうなると、創造的なアイデアは出にくくなってしまったり、行動がワンパターンになってしまったりします。そこで、ある程度制限を持たせて実施することを意識しています。
対話の場であれば、「話すときは一回1分以内を目安に」「相手の意見は否定しない」などのルールを設けたり、話すテーマ(問いかけ)を設定したり工夫します。何か活動をするのであれば、やってはいけないことをあらかじめ提示し、その中で自由に活動しよう、と伝えます。制限やルールという言葉は一見窮屈なようにも感じますが、お互いが相乗効果を持って良い経験となるように、場を設定する側の意図を伝える手段としてのルールと捉えています。


3: マッチングとフィット感

地域やコミュニティによって、求められるワークショップの手法やツールは変化します。目的を同じくしても、対象者や場面によって最適なアプローチが異なる場合があるということです。そのようなことを青山学院大学社会学部苅宿教授は「マッチングとフィット感」という一言にしています。これは私自身が東京から長野へ移住して、より一層実感を持って重要性を認識しています。例えば、昨今都会のビジネスマンでワークショップの参加経験のある人が増えていますが、地方においては「ワークショップ」という言葉すらも聴き慣れないもので、馴染みのあるものではありません。そんな環境で、都会で流行りの手法だから、スタンダードだからとそのまま持ってきたとしても、参加する人たちが戸惑うばかりとなりかねません。
ワークショップを実施するコミュニティの実情に則した、その土地の文化に合わせて、ありたい未来への足場を掛けられるような活動を意識しています。


ワークショップ実績

2015年
・「創造性教育とはなにか」ワークショップ実施
・幼児教室でのSCRATCHプログラミングワークショップ実施
2016年
・「創造性教育とはなにか」ワークショップ実施
・科学・数学領域の体験学習講座GEMSワークショップ「電気回路」 開催
・VISCUITプログラミング体験教室 実施(軽井沢町商工会中軽井沢支部主催)
・「モデリングロボット講座(現:軽井沢宇宙ロボット講座)」開催 (信州大学工学部香山研究室共催)
2017年
・「軽井沢宇宙ロボット講座」 開催
・「軽井沢を表現しよう」(美術館でのプログラミングワークショップ)ワークショップ 実施
・「農の寺子屋」企画・ファシリテーション実施
・「食と農の宝ツアー」企画ワークショップ・ファシリテーション実施
2018年
・「軽井沢宇宙ロボット講座」開催
・GEMSワークショップ「ウーブレック」実施 (軽井沢青年会議所主催)
・「いただきます軽井沢」開催 (佐久商工会議所事業食育絵本「いただきます」メンバー協力)
2019年
・「子ども企画会議」実施(軽井沢町22世記風土フォーラムチームみらいえ事業)
・「中軽井沢の未来を考えよう」実施(軽井沢町22世記風土フォーラムチームみらいえ事業
2020年
・「みんなで話そう中軽井沢の未来」オンラインワークショップ実施 (軽井沢町商工会中軽井沢支部主催)
2021年
・モデルロケットを飛ばそう ワークショップ実施 (小学校内有志プロジェクト)