プロフィール

大学在学中に学内外でワークショップアシスタントの経験を積む。卒業後、フリーの舞台俳優として5年間活動。その後、大学院へ進学し教育学修士号を取得(ブラジルの演劇活動家アウグスト・ボアールについて研究)。all English学童保育の講師を経て現在は教育系の外資系企業会社員。

【出来ること】アウグスト・ボアールが開発した「ボアールテクニック」を実践出来ます。依頼者に丁寧なヒアリング、取材を行ってワークショップをデザインします。子ども向けワークショップもご相談ください。

認定WSD資格 取得年度

2016年度

主な活動地域

首都圏が中心ですが、ご依頼があればどこへでも。(普段は会社員をしているため日程はご相談させてください)

私のワークショップを語る3つのキーワード

※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。

マイノリティ

沈黙の声

当事者と非当事者の
対話ーその媒介
としての演劇ー

1. マイノリティ

ワークショップで取り上げるべき課題を選定する際は、例えば作家の村上春樹さんが「高くて硬い壁と、壁にぶつかって割れてしまう卵があるときには、私は常に卵の側に立つ」と言っていたように、弱い立場、マイノリティに関する事柄を選ぶことが多いです。私のワークショップデザイナーの初めての仕事は「性の多様性」への理解を深めることを目的とした小中学生向けワークショップで、フォーラムシアターという形式の演劇ワークショップを行いました。私はワークショップの場でファシリテーターを務める時は常に「中立」の立場を取り、ワークショップ参加者とスタッフの安全を守り、自分の責任の下で真実を見つけたいと思っています。

2. 沈黙の声

「あと一歩ところで自分の意見を表現出来ない人や、言葉にはまだしていないけれど考えている人の声を拾うこと。彼らが表現しやすいように工夫するのがファシリテーターの仕事だ」私のワークショップの師匠の言葉です。声が大きい人に流されない。「意見を言わない=意見を持っていない」と見なさない。沈黙されている声に耳を傾けるよう、いつも心掛けています。考えを言葉にすることが得意な人も苦手な人も安心して参加出来る場づくりをします。

3. 当事者と非当事者の
対話ーその媒介
としての演劇ー

「どうしてわかってくれないの?」「私はあなたじゃないからわかる訳がない」というように、当事者ではないことを理由にして「あなたのことは理解できない」と対話を拒否することは簡単です。当事者と非当事者の間のわかりあえない壁。その壁を、ベルリンの壁のように完全に壊したり、あっち側に行くことは出来なくても、その壁に指先ほどの小さな穴を開けて、あっち側にいる人はどんな顔をしているのか覗く。あっち側の人はどんな人なのか想像するといったことは出来るのではないか。壁に指先程の穴を開ける手段、道具に演劇がなれるのではないかという思いで、私は演劇を道具としてワークショップに多く用います。「演劇をやる」のが目的ではなく「演劇で考える」ワークショップです。

ワークショップ実績

2017年
川崎市教育委員会主催「平和・人権学習3 にじいろのどらま」講師
2019年
県南広域圏文化芸術活動支援ネットワーク会議「中断の多い上演会~寸劇で解決策を”シュミレーション”する~」講師
世田谷パブリックシアター演劇ワークショップラボ「フォーラムシアター実践ゼミ」試演会(進行役、出演)等

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