山田 カオル  YAMADA KAORU


Profile

山形県立保健医療大学で教員をしています。専門は、慢性看護学、医療社会学です。主に山形県内で、保健医療福祉の現場や医療系志望の高校生に向けたワークショップを実践しています。ワークショップを通じて元気な地元づくりを目指しています。
LEGORSeriousPlayRファシリテーター、ドラマケーションファシリテーター初級、やまがたワークショップ研究会代表。


主な活動地域

基本的には、山形県内、東北地域ですが、他の地域での活動にもぜひお声がけください。


私のワークショップを語る3つのキーワード

※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。

1:課題意識

ワークショップの目的の設定には、対象となるコミュニティとそれらを取り巻く社会環境の理解が欠かせないと考えており、必ずその点を意識して実践している。
実践時には、コミュニティの課題の焦点を意識しながら対象の反応を観察し、実践中~終了後にかけて省察する。場合によっては、ワークショップ中にプログラム内容に修正を加えている。
設計時には、大きな課題(目的)をなんとなく意識するのではなく、課題解決に向けた「今日の目標」(何をどこまで)を設定するようにしている。それによって、課題がより焦点化され、プログラムデザインも適切なものとなると考えている。
そのため、プログラムデザインにおいては、「課題」「目標」「プログラム内容」が一貫していることを意識している。
したがって、ワークショップの振り返りの際には、成果の評価、対象となる社会やコミュニティの課題が関連していることを確認し、そこにズレがあれば、問題の焦点化・目標の設定・具体的なプログラム内容を修正している。


2:カオス

参加者(学習者)がワークショップを通じて、ものごとに「のめりこむ」ことや「手ごたえ」を感じるプロセスを味わうためには、ワークショップのゴールが参加者にとって「今現在の自分が簡単にクリアできるもの」ではなく、「もう少しなんとかすれば手に入れられるもの」「自分が何かを身につけなければ到達できないもの」でなければならない。手を伸ばす、試行錯誤する経験としての「カオス」があることにより、その現場(社会やコミュニティ)固有の「知」や「共同体」が形成できたり、社会実践に関連する参加者個々の能力が向上すると考える。


3:手ごたえ(=自己原因性感覚)

ワークショップのなかで参加者が自分自身の発言や行動によって、場が変化した「手ごたえ」(=自己原因性感覚)を体験する時がある。それが佐伯先生のいう「自分の中から動こうとするとき」(=根源的能動性)の始まりだと考える。「自分が考えれば考えるほど」「自分が他の参加者を理解すればするほど」「自分が工夫すればするほど」その「手ごたえ」が増すことを場(相互行為)を通して理解する。それによって、WSにのめりこんでいくような「参加」の姿を見ることができる。
したがって、参加者が「のめりこむ」には、参加者にとってワークショップが「手ごたえのある体験」になるプログラムデザイン、ファシリテーションデザイン、環境デザインであることが重要である。


ワークショップ実績

【医療系志望高校生】
・事例から医療の仕事を知る―ばあちゃんが倒れたら―
・「食べること」をケアする―おいしく、健康的に食べるための看護を体験しよう!、他多数

【保健医療福祉施設利用者・スタッフ】
・山形県立保健医療大学FD・SD研修会:LEGORSeriousPlayRメソッドで描く医療大学の未来
・山形県立保健医療大学看護実践研究センター教育力向上セミナー「看護職者の洞察力を高める演習の展開」:非日常性の課題から抽象性を育てる―LEGORSeriousPlayRメソッドの活用
・特別養護老人ホーム明幸園カフェ×やまがたワークショップ研究会によるワークショップ