プロフィール

大手製造業で30年、様々な研究機関・製造業向けの新規事業プロジェクトを立ち上げてきました。
機械設計からシステム・サービス開発、プロジェクトマネジメント、事業企画に至る業務を経て、
2018年にものづくりワークショップを実践する「街ネタものづくり教室」を設立。
2022年度からはこの団体の活動に一本化しました。

天体望遠鏡や青写真カメラなど、現代製品の初期の姿をアレンジしたアナログ教材を独自に開発。
ワークショップで、親子チームが力を合わせて材料から本格的に製作した教材を、自ら使い性能を確かめるまで行い、協働して何かを達成するものづくりの醍醐味をお伝えしています。

開発プロジェクト、ワークショップ共に、ものづくり愛好家同士がフラットにつながり、真剣に面白がれる場作りに挑戦しています。

認定WSD資格 取得年度

2022年度

主な活動地域

茨城県つくば市を中心に、全国

私のワークショップを語る3つのキーワード

※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。

本格的なものづくりによる学び

協働から深まる家族のつながり

プロジェクトを実践する場作り

1. 本格的なものづくりによる学び

ものづくり愛好家のサポータたちが実践する、本格的なものづくりワークショップです。

デジタル化が進んだ現代に、敢えて望遠鏡やカメラなどのハイテク技術をテーマに据え、アナログ時代の原型に基づく教材を独自に開発しています。そして参加者が自分の力で作った作品を実際に自分で使い、悠久の自然の原理といまここで自ら成したことのつながりが体感できるようサポートします。

産業革命以来のものづくりは経済合理性を目的に、ひたすら生産性の向上を追究してきました。この状況に一石を投じ、技術フロンティアを拓いていくリアル体験としてのものづくりを、科学・技術・工作好きのみなさまと共有するために、活動を続けています。既製品を買うことで失ってきた、主体的で豊かな学びの回復を、私たちは目指します。

2. 協働から深まる家族のつながり

ワークショップでは敢えて丸一日時間をかけ、家族が一つの目標に向きあいものづくりを協働します。

鋭い刃が回り大きな音がする電動設備や、見たこともない専用工具を使います。滅多にできない体験だからと励まされ、やっと勇気を出して触れていた子どもが、いつの間にか大人びた表情で真剣に加工している姿に気付きます。

家族ごとに役割分担や作業のやり方を、対話や試行錯誤を通して探します。親が何もできないと思っていた子どもに任せてみたら、意外にできることが多いこと、そして任されたことに取り組むときの晴れやかな顔に驚くことがあります。

このように、それぞれの家族にそれぞれの物語が生まれます。家族を支え、支えられたと感じたとき、安心と愛情が深まるのを感じます。

3. プロジェクトを実践する場作り

サポータたちが自分なりの関わり方で開発をする、プロジェクトの場を大切にしています。

収支計画を立て、必要な資材や著作権を共有し、退会時には残るメンバーに権利を託します。どの教材・ワークショップにも前例がないため常に不確実で、不安にかられる時もあります。それでも誰かが見つけた技術課題に、次々と他のサポータがアイデアを重ね、実現に迫っていく場面を何度も見てきました。意見の対立でさえも、冒険心と探究心を共にできれば分かり合えると知りました。

社会に今なお根深い、他者に同調し、評価をもらい、権力を得ようとする集団主義の関係性は、人々から創造性を奪ってきました。私たちはサポータの経歴を公表しないばかりか、ワークショップでは参加者を含め、互いにハンドルネームで呼び合います。愛好家同士がフラットにつながり、真剣にものづくりを面白がれる場作りに挑戦しています。

ワークショップ実績

2022.11.05 天体望遠鏡と天文の100人フェスティバル
2022.07.31 自作望遠鏡で見る星空観察の集い
2021.11.20 自作望遠鏡で見る星空観察の集い
2021.05.16 自作望遠鏡で見る星空観察の集い
2020.11.03 手作りカメラで撮る”青のまち”
2020.08.22 自作望遠鏡で見る星空観察の集い
2019.10.27 自作望遠鏡で見る星空観察の集い
2019.06.01 電池がいらないラジオ製作&電波を求めてまち探検
2018.11.23 家族で天体望遠鏡作り&星好き住民と星空観察会
2018.08.25 手作り竹ご飯&水鉄砲制作と的あて大会

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