山田 さより

何にも囚わることなく、本音で話せる場があることが大切であると考えています。
なぜなら私達は普段から社名や肩書き、年齢・性別など様々な立場のあるべき姿に囚われてしまい、自分でも気づかないうちに自分を抑え込んでしまったり、また、本音で話す人がいてもそれを受け止めようとしない場合も多いと感じるからです。 それにより自分をよく見せようと格好をつけたり、見栄を張って声が大きくなってしまったり。また忖度をして本当に言いたいことも言えず、その結果として向き合わないといけない課題を分かっていながら、正面から向き合おうとしていない人も多いのではないかと感じています。
参加者同士が安全安心な状態で、素の自分を出し合える場を設計段階から工夫して生み出すことに注力しています。参加者の方がイキイキと等身大の自分の言葉で語り、本音で対話をし課題に向き合う場をつくることにより、互いの胸の内の理解をより深めることができます。ありのまま、本音で語ることができるからこそ、課題解決や新たな課題の発見へと導く事ができると考えています。

五感をフルに活用して感じとると共に、自分の感情を認識することが大切だと考えています。
その時の事象だけではなく、自分自身が何を感じて、どんな感情が生まれているのか。様々な感覚を研ぎ澄ませ、自分の内部に起きている「！」「？」などの気持ちや感情を捉えることが大切だと感じています。
その時々の気持ちや感情の変化に意識を集中することで、自分がどんな想いを抱いているのかに気づく事は、自らの行動を変えていくことにも繋がります。 自分の内なる理解が深まれば、自然と他者にも関心が向くようになります。 他者との違いから自己理解はより深まり、違いからヒントを得ることで次の行動へと繋がると考えています。そのため、わずかな心の動きも丁寧に感じ取っていただく事が大切。人は感じて心が動くからこそ、次の行動へと繋げることができると考えています。
今この瞬間に起こっている感情を捉えられるような問いを参加者に投げかけ、感じていることを言葉や創造物などで素直に表現が出来ることを大切に場づくりをしていきます。それこそが次への一歩へと繋がっていくと考えています。

『Create unique value』私が大切にしている言葉です。
枠に囚われることなく、少し違う角度から物事を捉えたり、通常とは違う発想や着眼点からワクワクできる場を創ることを心がけています。
今までの世界観に、ほんの少し当たり前とは異なる「異空間」のような要素をあえて加えることにより、本音を出せる場づくりができた経験から、そこに強い価値と可能性を感じています。 世の中も自分もよりよくするためには、当たり前に囚われず自由に発想ができること。そして、周囲もそれを認められる場が必要であると考えるようになりました。
少しの仕掛けを施すことで「なんか面白そう！」「参加してみようかな！」「これやってみたい！」と参加者には既成概念に囚われず、ワクワクと主体的に他者との違いを楽しみながら取り組んでいただける場を生み出していきたい。 また、私自身も常に大切な言葉を意識すると共に、積極的に他者の力を借りて共創していくことで、今後も自分だけでは生まれない新たな価値のある場を生み出していきたいです。