プロフィール
(株)マインドフルラーニング 代表取締役
米国認定:学習スタイルマスターコーチ
子どもから大人までの「コーチ」として24年間、オルタナティブ教育や人材開発に携わってきました。対人関係において「それぞれのスタイルを知って、相手に合わせてアプローチをすることこそが全ての鍵」だと気が付きました。
どんなに多様なバックグラウンドや価値観を持った人でも、対話を通じて理解し合えるような社会を後世に残したいと思っています。
一方通行のレクチャースタイルではなく、答えのない問いに対して参加者同士が対話をしながら学び合うような双方向のWSを大切にしています。
自己理解の上に成り立つ他者理解、それを教育や企業の現場で拡げていきたいと考えています。
◉大切にしている4つの心得◉
Mindful=マインドフル(今ここに、の意識で)
Playful=プレイフル(遊ぶように仕事をする)
Joyful=ジョイフル(喜びで溢れている)
Faithful=フェイスフル(誠実でいる)
認定WSD資格 取得年度
2023
主な活動地域
神奈川県・東京・北海道(旭川近郊)・オンライン
私のワークショップを語る3つのキーワード
※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。
多様性
納得解
ハッと気が付く仕掛け
1. 多様性
年明け早々に行ったWS型ミニ教員研修では、その学校の先生だけでなく、その学校を見学に来ていた先生方や外部の方、また受験を終えた高校3年生が一緒に参加することが、開催10分前に分かった。参加者の多様性のおかげもあって、場が活性化。あとで参加者の写真を見ると、朝から笑顔で話す参加者の顔が合った。どんな考えも否定しない安心安全の場を担保できるのは、自身が海外経験で幼少期から感じてきた多様性を体現しているから。WSをデザイン・ファシリテーションをするときの根底、原動力になっている。
2. 納得解
正解のない社会において、人がどう考え行動するか、は学校では教えられていない。だからこそ自分なりの「こたえ」を出して生きていく必要があるので、WSはその練習ができるようにしている。WS(授業や研修)を委託されたときに、会社や学校側がWSを通して参加者に手に入れてもらいたい「意図」がある。例えば、「自分ごとで考えられるようになる」「主体的に動けるようになる」「部下の育成ができる」「自己理解と他者理解ができて協働する」など。その時に私が一番大切にしているのは、主催者の意図やパーパスは大目的として持つものの、WS後に持ち帰ってもらうのは、参加者それぞれで良いということ。例えばテーマが「自己理解」だったら、自分のことを深めていくうちに、家族や生徒の顔が思い浮かび、WS後にそういう意識で接そうと思うことも一つだし、自分の強みがわかったので、その強みを意識して過ごしたいなど、それぞれの視点でOKということである。そのために、WSデザインの時だけでなく、開催中にも臨機応変に多様な意見を承認し、逆に人と違う考えをすることを奨励するような声かけ、スタンスを大切にしている。
3. ハッと気が付く仕掛け
不可逆性という言葉を使っている仲間がいた。「自分のWSを一度受けると後には戻れない」と言う意味で使っていて、私自身のWS設計の中にその要素がないか、考えてみた。参加者が「ハッと気が付く」仕掛けをいくつか設計していることが「不可逆性」ではないか。一度のプログラムでそれが起こる場合もあるが、何度か重ね、人によっては、突き刺さるポイントが違うこともある。例えばある会社での研修では、コーチング=(自分事に考えていく、自分を知るプログラム)の中でも特に「哲学対話」のプログラムでハッとした、と教えてくれたクライアントがいた。ハッと気が付く仕掛けは、私からのレクチャーだけではなく、多くが参加者同士の対話や他のグループの意見などで起こる。つまりこちらがプログラム設計中にハッとするだろうと意図して設計する場合と意図していなかった場面でも起こる。その両方が起こることを念頭に、グループワークや、考える余白、問い、安心安全の要素を大切にしている。
ワークショップ実績
2019年 企業向け人材開発WS型研修
2020年 コロナ禍におけるオンライン化により、オンライン哲学対話WSを5回開催
2021年 中高一貫校の教員WS型研修 (自己理解他者理解WS)
2022年 層雲峡「大人の学校」コーチングWS
2023年 公立高校、中高一貫校でWS型授業を実施 合わせてオンラインWSや人材開発研修など多数あり
https://mindfulkosodate.com/category/past-seminar/