プロフィール

準備中

認定WSD資格 取得年度

2020年度

主な活動地域

関西、京阪神を拠点にしています

私のワークショップを語る3つのキーワード

※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。

正解が決まっていない、
またはないかもしれないことを
楽しむ気持ち。

多様な考えや価値観、
行動様式への寛容さ。
自ら気づき、発見を。

安心できる空間への配慮。
開かれた場づくりをめざす。

1. 正解が決まっていない、
またはないかもしれないことを
楽しむ気持ち。

正解や答えがあることを前提に考えるのと、そうでないのとでは、話し合いの姿勢や他者への介入の仕方が全く異なってくるし、かける時間も変わってくる。枠がある方が安心する人とない方が自由になれる人。いろんな人がいる中で、ワークショップではできるだけ枠をはずして答のない状態(モヤモヤした気持ちも含めて)を長く楽しんでほしい。芸術の分野、特に創作の現場において、アーティスト本人はもちろんのこと、アーティストを支える形で創作活動に関わっている人たちは、形になる前の感覚や感情、価値観や反応をとても大事にしているし、形にし始める前の、目に見えない過程にこそ、じっくりと時間をかけている。だから、その過程から生まれるものは、ちゃんと現実と向き合った結果の形をなしている。ワークショップという手法の中で、芸術をヒントに、五感や言葉にならないものに、他者とともに向き合う方法やもやっとする「今の気持ち」の取扱方法、そしてそれをなんとか表現したいと思う、自身の試みを体験してほしい。

2. 多様な考えや価値観、
行動様式への寛容さ。
自ら気づき、発見を。

現代社会では、人種、性別、世代、地域、住環境、学習格差、情報格差、経済格差、社会的身分などといった外的要素だけでなく、個々人が生きてきた歴史や周囲とのコミュニケーションの取り方などの内的要素よって、これまで以上に多種多様な価値観や行動様式が存在している。多種多様な個人が、フィジカルでもデジタルでも、絶えず交差しコミュニティを形成しているため、価値観や行動様式が違う他者と出会えば、齟齬や誤解、衝突が生まれることもある。自らが出会ったことのない、体験したことのないものに遭遇したとき、人はこれまで築いてきた「自分」を脅かされまいと、無意識的に防衛意識が働く。本能的なものなので、それ自体が悪いわけではないが、一歩下がって「自分は、どうしてそう思ったんだろう」を考えることができると、これまで見えなかったことや感じなかったことに気づくことができる。他人からのフィードバックや疑似体験を通して、自身を振り返ることもできる。自分で発見し、獲得した新たな価値観や行動様式は、定着しやすい。そういった機会を得られる場として、ワークショップという手法を活用してほしい。

3. 安心できる空間への配慮。
開かれた場づくりをめざす。

初めて会う人の中で自分がどう受け入れられるかはワークショップに限らず、多くの人が不安に思うことである。ワークショップでは、人前で声を出すのが得意でなかったり、体を動かす表現が苦手だったり、日本語話者でなかったりする人など、多様なメンバーが集まることを想定している。「参加者」をひとくくりにせず、個人として接することを大切にしたい。アイスブレイク【導入部分】では、周りにいる人の様子を見てすぐにまねができる日常動作を取り入れたシンプルなワークを行い、その場にいるメンバー全員が安心して取り組めるように、様子を見ながら、ワークの種類や時間配分を変更するようにしている。決め打ちのものは何もなく「大丈夫かな」と絶えず状況を見て、ファシリテーターとしての自分を信じつつも自分を疑いつつ、場が濁らないようにしていきたい。「今はこれ無理」とか「こっちがいい」とか「なんかおかしい」とかを参加者が恐れることなく言える雰囲気を作りが目標。

ワークショップ実績

神戸学院大学グローバルコミュニケーション学部ジェネリックス【社会人基礎力】授業担当 5年

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