プロフィール
建築家/ワークショップデザイナー
1985年群馬県生まれ愛知県育ち。2010年横浜国立大学工学部卒業。2011年から宮城県石巻市で市民による草の根的まちづくり団体ISHINOMAKI 2.0の事務局として活動。グッドデザイン賞復興デザイン賞受賞。
2011〜2020年横浜の設計事務所オンデザインに所属、ユーザー参加型の公共建築設計やまちづくり、社会実験のプロジェクトなどを担当。2015〜2016年首都大学東京(現東京都立大学)特任助教。2018年青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム修了
2020年、about your cityとして独立。様々な建築家やデザイナーと協働して建築設計からまちづくり、ワークショップまで幅広く活動する。
認定WSD資格 取得年度
2025
主な活動地域
横浜/石巻/全国各地
私のワークショップを語る3つのキーワード
※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。
楽しさの自給率を上げる
よい問いと、みんなで遠くへ行く
自分にとって、参加者にとって挑戦となるワークショップデザイン
1. 楽しさの自給率を上げる
私は、ワークショップデザイナーである以前に、建築家でありアーバンデザイナーでありたいと思っています。まちづくりに取り組むうえで、「楽しさの自給率を上げる」ことを一つのコンセプトとしています。消費的な娯楽を享受するだけでなく、生産的な活動、趣味、誰かのために何かをする、DIYをしてみる、まちのイベントをやってみる、マルシェに出店してみる…そういう楽しさを自給自足できるような、まちづくりの方法論を志向しています。ワークショップに来てくれた参加者の人たちにも、そういった楽しさの自給率を高めるためのヒントを持ち帰ってもらいたいし、単なる合意形成や意見収集にとどまらず、ワークショップに参加する前と後で、まちに対する見方や向き合い方が少し変わってくれるといいなと思って、ワークショップを設計していきたいと思っています。
2. よい問いと、みんなで遠くへ行く
ワークショップデザインを行うときに重要だと考えているのは、問いかけの角度や精度です。参加者へ良質な問いを投げかけることで、これまでその人達の日々の暮らしの中では考えてこなかったような解を、ワークショップの場でみんなと一緒に考えられることができると思っています。このときの「みんな」というのは、参加者同士はもちろん、ファシリテーターにとっても、クライアント(自分の場合それは行政職員であることも多いですが)にとっても、新鮮で、固定観念を覆されるような、手なりで考えられることを超えていくようなものでありたいと考えています。そういう問いかけが、ワークショップのアウトプットの質も高めていくと考えているし、ワークショップが終わったあとも、関係者全員の心に残り続けるような、良い余韻のあるワークショップになると考えています。
3. 自分にとって、参加者にとって挑戦となるワークショップデザイン
まちづくりの現場では、毎回違う街で、違う人達と、違うテーマでワークショップを作り上げていきます。背景が違うので、当然ですが、ワークショップの内容や求められるものは似てくることがあります。そういうときに、これまでのワークショップを振り返って、同じようなことをやらないように気をつけています。それは、前回良かったからと言って今回の人たちにハマるとは限らないし、毎回ベストな内容を時間の許す限り考えたいと思っているからです。そういったことの積み重ねでしか、ワークショップデザイナーとしての自身を成長させることができないと思っています。ゆえに、自分にとっても、参加者にとっても挑戦となるような内容を考えて、参加するうえでの心理的安全性や快適さに配慮しながら、これまでの自分の思考の枠を飛び越えていけるような設計を心がけています。結果的に、それがワークショップに参加してくれた人や、自分に依頼してくれた人たちの満足度を高めるものになると考えています。
ワークショップ実績
登戸・向ヶ丘遊園エリアプラットフォーム未来ビジョン策定のための登戸オープンミーティング
川崎市多摩区の登戸駅・向ヶ丘遊園駅周辺地区では、1980年代から続く土地区画整理事業が最終局面を迎えており、ハード整備からソフト・コミュニティの充実へと政策が転換しつつある。川崎市が主導して官民連携の登戸・向ヶ丘遊園エリアプラットフォームというまちづくりのための組織を立ち上げ、今後の指針とするための「未来ビジョン」を作成している。今回のワークショップ「登戸オープンミーティング」はその未来ビジョンを市民参加でつくるための協働の場である。
https://mygroove.city/organizations/18/projects/49/contents
