プロフィール
文字とイラスト、図解で話の内容をリアルタイムで見える化することで、対話と深い気づきを促すグラフィック・ファシリテーション(以下、GF)を活用した、安心して話せる優しく創造的な場づくりを目指しています 。
また、ファシリテーターが誘導するのでもなく、質問で追い込むのでもなく、モヤモヤやカオスに飲み込まれないようガイドしながら、参加者が紡ぐ言葉や生み出すアイデアを待つよう心掛けています。
活動のキーワードは、ソーシャルデザイン、障害や生きづらさ、キャリアデザイン、ダイバーシティ&インクルージョン、フラットな対話から始まる組織開発、インクルーシブ・デザイン、そして成熟した民主主義と新しいまちづくり 。
G Fを応用したインタビュー手法、ピアカウンセリング手法の確立を目指し、研究もしています。自分自身も発達障害(ADHD)の当事者であり、二次障害からのリカバリー経験や、障害と認められない障害、下肢リンパ浮腫を患っていることから、社会課題に自分事として向き合っていることも、特徴のひとつです。
認定WSD資格 取得年度
2018年度
主な活動地域
京都・大阪を中心とした関西エリア。と言いつつ、呼ばれれば全国どこへでも。
オンラインでのファシリテーション及びグラフィックファシリテーションにも対応しています。
私のワークショップを語る3つのキーワード
※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。
ビジュアライズに
よる環境づくり
対話と内省が
気づきを生む
“違う”を価値づけ
共創へ
1.
ビジュアライズに
よる環境づくり
話をリアルタイムでイラストや文字で「見える化」するグラフィックファシリテーションが、私の最大の武器。議論が空中戦になるのを防ぐのはもちろん、心理的安全性をつくったり、年齢や立場を超えてフラットに話し合う、アイデアを出して広げていく、思いを深堀していく、創発していくような場面に向いています。 ファシリテーターや講師とのコ・ファシリテーションによって、ワークショップや研修の効果もより高められると思います。特に得意なのが、思いを共有したり、アイデアを創っていく会議、グループインタビューなど、数人のグループでの理解促進、対話や創発、ニーズやウォンツを引き出す場でのグラフィックファシリテーションです。 さらに、普段のビジネスの場、堅苦しい議論の場とは異なる、リラックスしてフラットに対話できる環境づくりができるのもビジュアライズの魅力のひとつ。上下関係や失敗する恐怖、バカにされる不安を超えて、自分の心で感じる、自分の頭で考える、そしてそれを口に出す、口に出したことを受け止められる体験をデザインしやすくなるのです。
2.
対話と内省が
気づきを生む
参加者同士が認め合い、影響し合い、それぞれが成長していく場となるために、「対話」と「内省(自分との対話/リフレクション)」は欠かせないキーワードです。日本人は、自分の意見と自分自身をわけて考えることが苦手ですが、うまくわけられるようにデザインすることで、建設的な対話が生まれやすくなります。そのデザインの一つがグラフィックファシリテーションの活用です。「見える化」によって意見を外在化できるからです。
自分自身で見つけたものに人は価値を感じ、コミットするといわれています。強く誘導したり、正解を見せると進行はスムーズかもしれませんが、行動変容にはつながりません。ファシリテーター自身が先にわかっていても、補助線を引いて「気づき」を待つことが重要だと考えます。答えが見えず、参加者がモヤモヤしたり沈黙が続くときは「モヤモヤは何かが生まれるサイン」「沈黙するのは考えているから」といった声がけをすることで、安心してモヤモヤし、沈黙し、対話し、また沈黙し…、気づきへとつながっていきます。こういうときに「気づきの連鎖」が起きやすく、ワークショップならではのグループダイナミクスを感じます。
3.
“違う”を価値づけ
共創へ
多文化共生、多様性を認める、ダイバーシティ&インクルージョン…。頭ではわかっていても、概念としては同意していても、例えばいざ仕事では、“普通”と違う人、自分と違う人とは一緒にできない…。それは、心が納得していないから。人は皆、それぞれの背景を持ち、関わる人々の考えを知らず知らずのうちに取り入れています。自分でも気づかないうちに、色眼鏡で見たり、差別的な行動をすることも。そうなってしまうかもしれない自分に自覚的になることが、ダイバーシティの第一歩かもしれません。
“違う”ことをおもしろがり、違いを活かして価値を交換し合い、共にクリエイトしていく。そのためには、知らないものへの恐怖や不安をいったん保留して、相手の背景を知ろうとする勇気、そしてフラットな対話が必要です。メンバーの意識変容から、多様性を生かすための組織開、“違う”を共創へ変えるイノベーティブな商品・サービス開発を、ワークショップデザインとグラフィックファシリテーションで伴走します。
ワークショップ実績
企業の事業開発、組織開発、マーケティング、行政のまちづくり及び福祉関連での実績が多いです。
特にグラフィック・ファシリテーションの講座・研修を多数行っています。
実績はホームページ及びFacebookをご覧ください。