プロフィール

長野県軽井沢町在住
ボードゲームの専門店「あそび堂」代表

ボードゲームを「ワークショップ的な場を誘起するコミュニケーションツール」と捉え、地域初のボードゲーム専門店を開業。店舗での販売だけにとどまらず、学校、ホテル、コワーキングスペース等の施設や団体に赴き、教育や介護予防、チームビルディング等の目的に応じた活用提案やファシリテーションを行う。

Iターン移住した当時、都会と地方の学習機会の格差に課題を感じ、専門家と協働しながら、体験や対話を通して実社会を再発見するワークショップを実施。その経験から、社会教育や協働の促進によるまちづくりを目指すNPO法人みんなとつくる軽井沢の設立に携わる。

モデルロケット指導講師
一般社団法人日本モルック協会認定指導員

軽井沢町社会教育委員
軽井沢町学校運営協議会委員
軽井沢町男女共同参画計画推進委員
軽井沢町地域包括センター 通いの場 介護予防活動支援講師(ボードゲーム)

認定WSD資格 取得年度

2016年度

主な活動地域

長野県・東京都・群馬県、他ご依頼があれば全国どこへでも。

私のワークショップを語る3つのキーワード

※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。

2つの
「あそび」を

「ルール」で
自由に創造的に

その場に
合わせて

1. 2つの
「あそび」を

ワークショップとは、「コミュニティ形成のための他者理解や合意形成のエクササイズ」。 これはワークショップデザイナー育成講座で紹介された定義でありますが、昨今、様々な捉え方や手法が存在する中で、この定義に納得感を抱いています。ここでいうエクササイズは、普段の生活から離れた非現実的な場でありながら、無責任な活動を推奨するのではなく、むしろその非現実的な場を活かし、新たな視点で物事の捉えなおしをする行為であると考えています。 これを行うには、新しい捉え方を受け入れる「余白」と「遊び心」が重要です。私は、この2つを掛け合わせて「あそび」と呼んでいます。 ネジを締める時に遊びが必要なように、関係性の余白を意図的に作り出し、関わる人が自分なりのエッセンスを加えたくなるような、遊び心を抱ける場づくりを心がけています。

2. 「ルール」で
自由に創造的に

ワークショップを行うときに、「自由に話そう」「自由にやってみよう」という投げかけをされると、意外と参加者としては反応がしづらく、かえって創造的なアイデアが出にくくなってしまったり、行動がワンパターンになったりしてしまいます。そのため、ある程度制限を持たせることを意識しています。 対話を行うのであれば話すテーマ(問いかけ)の設定を工夫したり、何らかの活動をするのであれば、やってはいけないことをあらかじめ提示し、「ルールの中で自由に活動しよう」と伝えます。 制限やルールという言葉は一見窮屈なようにも感じますが、やっていいことが明確になって伸び伸びと活動に参加できたり、考えが深まって創造性が高まったり、良い効果を得ることも期待できます。 言い回しに気をつけながら、お互いが相乗効果を持って良い経験となるよう、ルールを「場を設定する側の意図を伝える手段」として取り入れています。

3. その場に
合わせて

地域やコミュニティによって、求められるワークショップの手法やツールは変化します。目的を同じくしても、対象者や場面によって最適なアプローチが異なる場合があるということです。 これは私自身が東京から長野へ移住して環境が大きく変わったことで、より一層実感を持って重要性を認識したことの一つです。 ワークショップを実施するコミュニティの実情を理解し、そこに集まる一人ひとりの背景に思いを馳せ、ありたい未来への足場をかけられるようなワークショップデザインとなるようにと意識しています。

ワークショップ実績

2016年
・「創造性教育とはなにか」ワークショップ
・VISCUITプログラミング体験教室
2017年
・軽井沢ニューアートミュージアム「軽井沢を表現しよう」
2018年
・軽井沢青年会議所主催「GEMSワークショップ ウーブレック」
・「いただきます軽井沢」(地域の農と食を知る体験型教室)
2019年
・軽井沢町22世紀風土フォーラムチームみらいえ「子ども企画会議」ファシリテーター(小学生がまちづくりのイベントを考える会議)
・「信州味噌を作ろう」企画、実施
2020年
・軽井沢町商工会中軽井沢支部「みんなで話そう中軽井沢の未来」
2021年
・軽井沢風越学園「モデルロケットを飛ばそう」
2022年
・軽井沢ICTクラブを設立 IchigoJam教室を開始(以降、年4回程度実施)
2023年
・長野県シニア大学佐久学部「アイスブレイク ボードゲームで楽しくほぐす」
・ながのフレンドマッチ(長野県)「オトナが楽しむボードゲームの世界」
2024年
・玉川大学社会教育士会「ゲームでつながりを編み出す」
・長野県シニア大学佐久学部「アイスブレイク ボードゲームで楽しくほぐす」

その他、ボードゲーム会や大会(軽井沢モルック大会等)を実施しています。

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