プロフィール
JST発行の科学教育誌『Science Window』に立ち上げから編集者として関わってきたことから、現在は(社)日本サイエンスコミュニケーション協会認定サイエンスコミュニケーター/青学WSD23期/(財)生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナー/これらの認定資格を生かしてサイエンスワークショップを東京世田谷の地域共生の家にて展開。2016年に放送大学大学院修士課程修了。研究テーマは「ワークショップ手法を用いたサイエンスコミュニケーション」。2020より主宰する、環境課題を科学ベースで考えるオンラインプロジェクト『地球と対話カフェ』にて、科学的ものの見方を哲学対話という手法を用いて参加者の能動性を引き出したいと思案する日々。日本全国、フィリピンやインドネシア、フランスともつなげて展開中。
認定WSD資格 取得年度
2017年度
主な活動地域
ZOOM会場:世界中のオンラインが可能な地域/対面ワークショップ:主に東京世田谷地域
私のワークショップを語る3つのキーワード
※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。
環境課題を
科学ベースで考える
『地球と対話カフェ』主宰
サイエンティフィックな
テーマを哲学的に
対話する試み
GOALは
「自分の舞台で、
自信をもって発信したくなる!」
1.
環境課題を
科学ベースで考える
『地球と対話カフェ』主宰
オンライン対話プロジェクト『地球と対話カフェ』を主宰するサイエンスコミュニケーターの“ゆっきー”です。このカフェは、WSD25期ヒミコさんと23期のアヤコさんにも共同主催いただいています。
突然ですが、環境のことを科学ベースで考えると何か良いことがあるのでしょうか? 今、気候変動や生物多様性などSDGsに関する話題が社会に浸透してきていますね。そんな中で、このカフェは、例えば、「電気はこまめに消しましょう!」「プラスチック製品は使わないで!」などの環境課題解決に向けた行動を促すというスタンスではないんです。世界の誰にとっても大切な課題である今の地球環境のことを、その仕組みや成り立ちから考え、自分ごととして納得すると、見えてくる世界の解像度が高くなり、自信を持って、その価値を言葉や行動に表し、多くの人と共有したくなるのでは? そしてその思いに共感する人が現れたら、あなたの行動はさらに広がっていくのではないでしょうか。
『地球と対話カフェ』は、環境課題に限らず、ご自身の思いを言葉や行動に起こそうとする人を心から応援するカフェでありたいと思っています。
2.
サイエンティフィックな
テーマを哲学的に
対話する試み
科学的環境テーマを哲学的に対話することに、どんな意味があるでしょうか?
『地球と対話カフェ』では、その日のテーマのベースにある科学的なトピックやメカニズムなどをファシリテーターが話題提供という形で伝えます。参加者は、テーマに関する共通の科学的な認識を取り込んだ上で、それらを自分の問題として捉えて、その場で言葉にします。まとまらなくても結論を導くことができなくても、借りものではない、自分の言葉を紡ぐことに意味があると思うのです。言葉にするまでの思考の流れの中で、参加者がピンと来た科学的メカニズムや知見を取り込んで、または取り込もうとした上で、その先にある自分の思いや考えを表現しようと試みます。その時に今までよりも、「見ている世界の解像度が上がった!」その実感を得ることができるはずで、そこに大きな意味があると、このカフェは考えているのです。
3.
GOALは
「自分の舞台で、
自信をもって発信したくなる!」
「自分の舞台で自信をもって発言する」とはどういうことでしょう? 課題解決するにはまず行動!と思われる方も多いかもしれません。例えば、名の知れた環境活動家の行動力は大胆で勇敢で目を引きますものね。ですが、彼らが多くの人の支持を得て持続的に行動できるその背景には根拠となる科学的で論理的な裏付けがあるからではないでしょうか。もちろん、詳細なデータや複雑なメカニズムは専門家に聴く、そういう耳を持っていることも裏付けの一つと言えるかもしれません。なにも環境活動家を目指さなくても、ほんの少し社会参加してみたくなったら、まずは活動場所に出て、仲間づくりをしてみましょう。そうすると自ずと発言が求められる機会も多くなるはず。その発言に科学的な視点があれば説得力が増して共感され、それが自信につながることでしょう。
『地球と対話カフェ』に参加して、あなたの思いを言葉にしてみませんか。借りものではない自分の言葉で対話を重ねていくことで、いつしか発信することに自信や喜びが持てるようになるはずです。ご興味を持ってくださった方はぜひぜひご連絡ください。
ワークショップ実績
2017年4月16日:「草花の秘密をさぐる」@戸塚公民館2階会議室(川口市)
2017年8月12日:「石に話を聞こう」@ぬくぬくハウス
2017年9月14日:「教室で楽しむ自然の不思議(石ころ編)」@プレイケアセンター横浜青葉
2018年3月26日:「絵本&Science&Artから “サクラって?”」 @Learn for Life
2018年4月29日:「路上サイエンスワークショップ“草花あそびをしよう!”」@二子玉川商店街
2019年8月10日:「絶滅について語り合おう」@ぬくぬくハウス
2021年4月12日:「たんぽぽツアー」@多摩川河川敷~二子玉川商店街
2020年6月~22年1月(現在)17回実施:「地球と対話カフェ/ウイルスが教えてくれていること」①②③」@ZOOM