プロフィール
一般社団法人イヒ 代表理事。兵庫県養父市「関宮小さな拠点整備事業」コミュニティデザイナー。
小学3年生時に「サッカーボールの裏側」を知ったことから、世界で起こっている問題に関心を抱き、大学在学中から国際協力の活動を開始。ウガンダやカンボジアでの紛争被害に遭った方々への自立支援を通じて「1人ひとりに未来をつくる力がある」ことを実感し、以降は自身の信条となっている。
国内外のNPO勤務を経て、高校時代の同級生らと(一社)イヒを立ち上げ、地元におけるまちづくり事業を展開。行政等と連携して、若者の地元への愛着醸成、I/Uターン志向が促進されるモデルづくりを、ワークショップ企画を通じて実施している。
また、高校生年代の探究学習、大学生年代のキャリア教育等、教育分野での活動にも注力している。
認定WSD資格 取得年度
2021年度
主な活動地域
兵庫県/全国/アジア/online
私のワークショップを語る3つのキーワード
※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。
ありのまま
多様性・多層性
自走
1. ありのまま
日常生活のなかでは、人はどうしても「仮面」をつけて、役を演じることが大半の時間を占めるのではないかと考える。職場での「自分」や学校での「自分」、家庭での「自分」など、いろんな側面を持つ「自分」が果たして本当に考えていることは何なのか、本当にやりたいことは何なのか。
WSはそのような「仮面」を外す絶好の機会だと捉えている。ありのままの自分に向き合う、ありのままの自分として他者と対話をすることを通して、本来的に備わっている根源的能動性に光を当てる場をつくっていきたい。そのためにも、まずは自身が常に自然体であり、圧倒的な自己開示を率先して行うことを大切にしている。
2. 多様性・多層性
人は1人でできることは限られているが、共通の目的に向かって多様な人が集まり、対話を行えば複数の可能性が見えてくる。さまざまな要因が複雑に絡み合って生じている(社会)課題の解決においては、日常生活では出会うことのない人同士が集い、対話を行うことが必要不可欠である。「ありのまま」の人同士が多様な価値観を認め合い、それぞれの視点から語り合う場が、これからの社会では一層、必要になると考える。
また、WSという場は、根源的能動性を取り戻したからこそ、社会で生き辛くなる・社会から孤立する個人が生まれるリスクを常に孕んでいる。多様な人とのつながりを網目状に、そして複数の層で形成していくことがその予防策となる。
3. 自走
人は本来、自身の意志に基づく自己決定や、他者との協働を通じてよりよい暮らしを実現することを望んでいると考える。WSという機会を通じて、自己決定の判断軸となる価値観を見直し、他者の存在を認め、協働するエクササイズを行うことができる。その土台となるのは「安心安全な場づくり」であり、目的を意識し、参加者の参加保証・参加増幅の仕掛けが施された緻密なプログラムデザインと、常に仮説を持ちながら、働きかけの最適解を選択できるファシリテーションが必須である。
WSやコミュニティ・オーガナイズを通じて、個人の変化のきっかけをつくり、自走するコミュニティを世界各地で形成していくことを目標として、その専門性を磨き続ける。
ワークショップ実績
■三田市 若者のまちづくり会議
・実施期間:2023/10-11(全4回)
・対象者:三田市におけるまちづくりに関心がある方
■地域の未来の担い手づくり「三田スモカモス・プロジェクト for High School」
・実施期間:2023/09-12(全4回)
・対象者:兵庫県立北摂三田高等学校 人間科学類型1年生
■「私の明日をもっと楽しくする」ワークショップ〜趣味でつながる”やってみたい”の始め方
・実施期間:2023/09-10(全4回)
・対象者:兵庫県三田市内を中心とする市民の方々(子育て世代のママを中心とした、30-70歳代)
・URL:https://www.instagram.com/ihi.local/(イヒ Instagram)
■三田スモカモス・プロジェクト 2021/2022/2023
・実施期間:各年度、約半年間で5回前後の連続WSを実施
・対象者:兵庫県三田市内に在住、在学、および関心のある大学生年代
・URL:https://www.instagram.com/ihi.local/(イヒ Instagram)
■Beyond SDGs 2021
・実施期間:2021/09-2021/12(全4回)
・対象者:国際協力に関心のあるメンバーによるオンラインサロンメンバー
・URL:https://kk-salon.com/SDGs/
■ほしい未来も、なりたい自分も、三田でつくる!〜Withコロナ社会と自分を考えるワークショップ〜
・実施期間:2020/12-2021/02(全4回)
・対象者:市内に在住、在勤、在学の方、および関心のある方