プロフィール

作業療法士として、病院や介護施設で勤務した後、NPO法人いねいぶるを設立。障害者福祉分野に従事しつつ、龍野ハローワーク雇用トータルサポーターとして勤務。同時期に、市民団体T-SIPたつのソーシャルインクルージョンプロジェクトを設立。ひとの個性や置かれた環境を否定することなく、できる限り穏やかに優しく肯定していこうとする気遣いと慮りの流れ、多様性を優しく受け止めた穏やかで革新的な市民活動を推進し、フードバンク、こども食堂、地域防災、SDGsプラスチック削減、シルバー世代のデジタル化推進、ラジオ配信、ユニバーサルな買い物・遊び・観光など、混じり合いを醸成する場づくりに取り組んでいます。手を動かしながら問いと対話を深めるワークショップで、学校教育、医療福祉専門家の育成、地域コミュニティデザイン、自治体や企業等の研修に携わっています。

受賞歴
・兵庫県ユニバーサル社会づくり賞2020受賞
・兵庫県ひょうご文化発信リーディングプログラム2021
・第1回フェーズフリーアワード2021金賞

認定WSD資格 取得年度

2022年度

主な活動地域

全国

私のワークショップを語る3つのキーワード

※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。

バリアを超える:誰かと何かを一緒に行い、気づきと心地良さを体感する

『同じ』と『違い』から自己変革する:手を動かしながら、対話を深める力を育む

編集し整える:学びが日常に取り入れられ、暮らしと社会がリ・デザインされる。

1. バリアを超える:誰かと何かを一緒に行い、気づきと心地良さを体感する

ワークショップの場は、新たな自己との出会いの場でもあります。自分と異なる他者との出会いは、これまでアンテナが立っていなかった感情をキャッチし、その感触そのままを大切にしつつ、言語・文章・音楽・絵画などを通じた表現に繋がり、自身を振り返る過程を産んで、日常に取り入れられていきます。言い換えれば、ワークショップに参加することは、誰かと何かを一緒にする中で問いかけられる、自分に出会う場とも捉えることができます。『何のバリアを超えるのか?』『バリアは人やモノの「差」なのか、誰もが共に生き・働いていることへの想像力の乏しさなのか?』を問いつつ、誰もができることが増えて、螺旋を描くように広がっていく。そんなきっかけになるワークショップとファシリテーションを実践します。

2. 『同じ』と『違い』から自己変革する:手を動かしながら、対話を深める力を育む

他者との共創において、自分と『同じ』部分に出会うと嬉しくなり、『違う』部分を発見するともっと知りたくなり、そうやって自分の『何か』がリ・デザインされていきます。手を動かしながら対話をしていると、未来へ向かう解像度がより高まり、次第に所作や言葉が揃っていく感覚を得ることができます。体験が手の感覚として自分のこれまでの感覚と違う感覚が入力されることで、自分を改めて考え、問いを深めることができます。多様性は、社会の中にも自分の中にも存在していて、「同じ」と「違い」をそのままに組み合わせていくことは、楽しみながら成長していく冒険のようなものだと感じています。誰かと何かを一緒に行いながら、学びや問いを深める経験は、「思っていたより◯◯だった」というような新たな認識の変化と行動につながり、柔らかで優しいコミュニティを創造していきます。

3. 編集し整える:学びが日常に取り入れられ、暮らしと社会がリ・デザインされる。

日常と地続きにある新たな気づきは、ワークショップを介して得られた視点と言葉を生み出し、日常に取り入れられていきます。そして、これまでの価値バランスを一時的に崩しながらも、再び整えられていくことで、新たな日常に繋がります。ワークショップの参加者同士が、ワークを通じて互いに無自覚な行為を意識化することを助け、学びほぐしていくことで、ワークショップの場だけでなく、その後の日々の生活に落とし込まれ、日常の中で再考したり実践できるようなプログラムデザインやファシリテーションを大切にしています。ワークショップデザインを通じて、『無自覚な不自由さから生まれる共創』から生まれる、学び合い、認め合い、支え合い、励み合える創造的なユニバーサル社会と文化の醸成を推進します。

ワークショップ実績

たつの市ユニバーサルスポーツイベント「らくスポ」

市民参加型0円イベント「おくりもの」

イザ!カエルキャラバンinたつの

ユニバーサルSUPプロジェクト

ユニバーサルショッピングプロジェクト

龍野公園をインクルーシブ化するワークショップ
兵庫県西播磨県民局農福連携事業ワークショップ
小宅小学校4・5・6年生 総合的な学習の時間
市川町教育委員会5・6年生 いのちの授業ワークショップ

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