プロフィール

IoTブロック「MESH」の開発者
ソニー入社後、ネットワークサービスの企画開発や、機械学習など知的情報処理の研究開発に従事。2011年-2012年スタンフォード大学訪問研究員として、Human Computer Interaction領域で研究。2012年にMESHの原型となるプロジェクトをスタートし、2015年にMESHを発売。 MESHは2015年度グッドデザイン賞で未来づくりデザイン賞、2018年度キッズデザイン賞で子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門優秀賞経済産業大臣賞を受賞。現在、全国各地の小学校プログラミング教育や、大学などの高等教育、社会人の研修等に活用されている。コンピューターテクノロジーを文房具のように誰でもアクセス可能なものにすることで、人々の創造性を支援していくことを目指している。

認定WSD資格 取得年度

2023

主な活動地域

首都圏

私のワークショップを語る3つのキーワード

※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。

テクノロジーと遊び楽しむ

正解なんてない創造の遊び場

ひらめきが生まれる場のデザイン

1. テクノロジーと遊び楽しむ

テクノロジーとの相互作用を楽しく、アクセスしやすいものとして捉えるアプローチです。ワークショップで大切にしていることは、テクノロジーは複雑で難解なものではなく、創造的な遊びと学びのツールとして活用できるということです。プログラミングやデジタルアート、インタラクティブなメディアなどを用いて、参加者が自らの創造性を探求し、手を動かしながらテクノロジーを使った作品をつくることができます。この過程で、テクノロジーとのプレイフルな相互作用が参加者の創造性を刺激し、テクノロジーへの苦手意識や怖さを少なくし、新しいアイデアが生まれるきっかけにつながると考えています。

2. 正解なんてない創造の遊び場

参加者が自由な発想を通じて創造力を発揮できるような場づくりを目指します。子どもの頃のような無邪気な想像力と創造性は、成長とともに「正解」を求める社会の圧力に抑圧されがちです。そうしたバイアスを取り払い、「正解」や「間違い」という概念を超えて思考する場づくりを心がけています。例えば、デジタルツールを使った活動では、参加者が自分のアイデアを自由に発展させるための「余白」を設けることが重要です。これは、指示やガイドラインを最小限にとどめ、参加者が自分の創造性を最大限に発揮できる空間を意味します。テクノロジーと創造性が自由に結びつき、新しい発見や問題解決を促す場づくりを探求していきます。

3. ひらめきが生まれる場のデザイン

参加者が自分自身の内面から自然に湧き出るアイデアやインスピレーションを重視しています。ワークショップでは、参加者がファシリテーターの期待やあらかじめ決められた「正解のようなもの」にとらわれることなく、自らの感覚や直感に従って創造的なプロセスに没頭することを促進します。個々のユニークな体験や感情が創造的な思考の源泉となり、それを形にする過程を大切にします。参加者が自分自身の内面と対話し、その対話から生まれるひらめきを具体的なアウトプットに変換する場づくりをワークショップデザインとして大事にしていきます。

ワークショップ実績

2023年
・生活が楽しくなる「未来の仕掛け」をプロトタイピングしよう!(神山まるごと高専 未来の学校FES 2023・小中学生向け)
・MESHと100均グッズで「新しい遊び」をつくってみよう(大学・デザイン系授業)
・新規事業の種を見つける!デザイン思考×プロトタイピング(横浜未来機構 YOXOアイデア創出ワークショップ・社会人向け)
・日常生活の中でのプログラミング!?子どもたちが本来持っている創造性を引き出そう(Learn By Creation・子どもから大人まで)
・少年院を楽しくする仕掛けをつくろう(少年院)
など

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