プロフィール
国家資格2級キャリアコンサルティング技能士。大学の正課キャリア科目で授業を担当しています。企業から頂いた実課題を解決する課題解決型(PBL)授業をワークショップで実践しています。
認定WSD資格 取得年度
2024
主な活動地域
東京・神奈川
私のワークショップを語る3つのキーワード
※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。
学生を大切にしていること
自己理解へのプロセス
ゾウの時間を持っている
1. 学生を大切にしていること
大学での半期15回授業の中でワークショップを行っており、そこで最も重視していることは、「学生を大切にすること」です。一人ひとりを丁寧に扱い尊重することを心がけています。1クラス100人の授業でも、学生の顔と名前を覚えるように努めながらワークショップを行っています。1グループ4人で行うグループセッションの際は、相互に学び合うことを最も大切にする一方で「言いたく無いことは言わなくても良いです」という参加の保証や安心安全な場づくりを欠かさず行います。
2. 自己理解へのプロセス
ワークショップでは、必ず「個人ワーク」を行い、学生個人の考えを言語化して整理してから、グループワークを行うようにしています。これにより、学生は平等に個人の考えをグループの中で発言することができ、他者の考えも聞くことが出来ます。こうして学生の自己理解を進めていきます。この「個人ワークからグループワークへ」というプロセスは自己理解のために必須だと考え、全てのワークショップで実践しています。学生からは「自分がどんなことを考えているのかを言語化できるようになった」「グループの中で自分の考えを発言しやすくなった」というコメントをよくもらいます。
3. ゾウの時間を持っている
大学の半期15回の授業の中でワークショップをシリーズものとして行っています。企業研修の方のお話をうかがうと、わずか2時間ぐらいの中で参加者に何かしらの成果を握らせることが求められるようです。それに比べれば、私が持っているワークショップの時間は、云わば「ゾウの時間を持っている」に等しいです。これに気づいたことで、「ゾウの時間」をいかに学生のために効果的に使い、最終的に成果を握らせたらよいかを、これからはさらに意識して毎回のワークショップをデザインし実施したいと思っています。