プロフィール

20年以上の人材育成経験と、科学的ロジックに基づく手法により、個人と組織に迅速な成長をもたらすことを得意とする。非日常的な思考体験や、ゲーム性を織り交ぜた没入できる活動を重要視し、人や組織が体験を通じて新たな次元へステップアップするワークショップを設計する。国の認定する情報処理安全確保支援士でもあり、対話や記録内容の安全性確保も約束される。

認定WSD資格 取得年度

2019年度

主な活動地域

東海・関西・中四国

私のワークショップを語る3つのキーワード

※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。

プレイフル

ミーニング

ホール・ラーニング

1. プレイフル

私がワークショップをデザインする上で欠かさないのが「プレイフル」の意識です。プレイフルとは遊びや遊び心などの意味です。幼児や児童はどんな時でも遊ぶのに夢中です。楽しい事、ワクワクすることが大好きです。私やあなたも、幼き頃はそうであったに違いありません。ただ、成人になるに連れ理性的な行動をとることが当たり前とされ、更に社会経験を積めば社会的地位相当の振る舞いから逃れられなくなります。プレイフルは封印されていくのです。とはいえ、実は私たちはプレイフルな精神を失ったわけではありません。ワクワクしたい・楽しい事をしたいという衝動は幾つになっても備わっています。この衝動があるからこそ、人は100年とも言われる人生をドライブさせられるのではないでしょうか。誰もが有するこの衝動を開花させ、ワークショップの推進剤として活かせば、自然と明るく楽しい場が醸成されます。そして何より他者と共にこの衝動を味わうことで、プレイフルはよりいっそう強化されます。プレイフルは私たちがもつ根源的な生命エネルギーであり、大切な共同体の成長エネルギーの一つだと思うのです。ワークショップではこの性質を活用するようにしています。

2. ミーニング

あらゆるワークショップにおいて「ミーニング」を重視しています。ミーニングとは意味付けのことです。例えば、ある街中で移動販売車が1杯500円のドリンクを販売していたとします。500円は高いのでしょうか、安いでしょうか。見向きもしない人もいれば、購入する人もいるでしょう。つまり500円の意味付けは人により様々です。他にも摂氏10度というある日の気温に対し、温帯地域の人は寒い、寒冷地域の人は暖かいと意味付けるかも知れません。大切なのは500円や摂氏10度といった対象は普遍的・固定的であるにも関わらず、個人やコミュニティの違いにより意味付けが変動する点です。私たちは同じものに対して個々に特定の意味付けをして世界を捉え生きているのです。さてワークショップといえば、付箋に意見を書き出すイメージがあると思います。この付箋に書かれたものは、その人がこの世界をどう解釈し、何を想ったのかという意味付けに対する手がかりと言えます。意味付けを丁寧に解釈し、時には掘下げ、正しく場に共有していくことが重要であり、この後の活動の質に大きく影響を及ぼすと私は考えています。ミーニングを重視し、対話の質を高めます。

3. ホール・ラーニング

私は、ワークショップに参加されるすべての方に対し「ホール・ラーニング」が生み出せるようワークショップデザインを行います。この用語は私が独自に用いてる表現ですが、ワークショップ参加者を個別にとらえるのではなく、参加者全員を一つの新たな個性としてみなし、この一つのコミュニティを「主体」ととらえ、学びを得ていただこうとするアプローチです。ホールとはWholeと綴り、全てという意味を持つ言葉です。類似する言葉にオールがありますが、Allが「全ての個々」を指すのに対し、Wholeは個々を意識せず「全体を一塊」とみなす概念です。ホールケーキとは切り分けをしていない丸ごと1つのケーキを意味しますがまさにそのようなイメージです。学び(ラーニング)の領域には一人ひとりの個人がそれぞれ学ぶ領域も当然たくさんありますが、個人が集まった集団もまたひとつの大きな人格ととらえ、全体として学ぶ領域があります。この領域は個人がそれぞれがいくら学びを得ても、解消できない問題や課題を解決可能にする学びが秘められています。個人のできる・わかるの領域を超えた、分かち合うという学びが、新たな社会活動の可能性を切り開きます。

ワークショップ実績

・自治体:IoTを活用し地方創生を実現するアイデアソン
・研究機関:社会課題へのAI適応に関するアイデアソン
・鉄道業:沿線の街づくりアイデアソン
・エネルギー業:インフラ管理の課題の見える化
・製造業:作業者の高齢化に対するICT支援ツールの検討
・建設業:住まう価値を向上させる未来のビル装備の検討
・IT産業:遠隔地域間の要員のコラボレーション促進
・サービス業:共創ビジネス創出のためのコラボレーション

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