南條 由起  NANJO YUKI


Profile

Violinist。東京藝術大学卒、同大学院修了。英国王立音楽院大学院修了(最高位DipRAM称号拝受) 、在学中コリン・デイヴィス指揮のもとリーダーを務めた。ロンドン交響楽団ストリングスキームに選抜され公演に出演し研鑓を積む。かながわ音楽コンクール1位、県知事賞ほか、多数受賞。ソロをはじめ、ストリングスリーダー、オーケストラのゲスト首席奏者として、様々なジャンルの公演に出演、録音などの演奏活動を行う。
「芸術を社会に活かす」をテーマに他分野との協働を積極的に行い、教育・社会包摂ワークショップ研究開発実践を通して、社会課題の解決貢献を目指す。研究者らとTASモデル (学校と社会を結ぶ音楽教育)に演奏家として参加し、ICTを活用した実践にも取り組む。東京藝術大学にて登壇(ゲスト講師)。地域連携ワークショップ、桐蔭学園トランジションセンター講座に講師として出演。

日本音楽教育学会会員、英国エルガー協会会員、RMAJ会員。ポジティブ心理学実践インストラクター、チャイルドコーチングアドバイザー。

認定WSD資格 取得年度

2020年度


主な活動地域

全国


私のワークショップを語る3つのキーワード

※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。

1:参加者ファースト

ワークショップでは、様々な人が自身の背景を問わず、感性磨きや新経験を求めて参加する場面に出会います。特に音楽を題材としたものでは、音楽の興味度や捉え方、感じ方など多種多様です。
音楽に限らず多様なワークショップにおいても、感覚や趣向、思考、価値観が異なる誰もが、心理的に且つ身体的にも参加しやすく、居心地よく、内なる主体性を発揮できる場が不可欠と考えます。そのような場の創出のために、音楽家としての感性を活かし「参加者ファースト」の場づくりに注力しています。
一方、「参加者ファースト」によって、時に多様性の複雑化が起こり得ますが、それは逆に創造のきっかけにも繋がるので、ファシリテーションの大事な役割として捉えています。それにより、個の存在が認められ「参加できることを保証」され、且つ、自己理解、他者理解を経て、さらなる相互作用を連鎖的に促進することができます。そのようなプロセスと生きたコミュニケーションの結果として、合意形成や、アイデア創出、個々の学びなどの質の向上につながるデザインを大切にしています。


2:エデュテインメント化

ヴァイオリニストでありワークショップデザイナーでもある特性を活かし、参加者が「楽しみながら主体的に体験・学び合い、気づく」ことができるように「エデュテインメント」(Education & Entertainment) の概念を様々なワークショップに取り入れるよう心がけています。
そうすることにより、領域を越えた協働アプローチを可能にし、個々の好奇心、やる気、感性を引き出せることを経験してきました。
音楽・芸術は、教養、学問、教育、娯楽など多様な側面があり、個人の環境 (国、地域、年代、ジェンダー) やスキルの有無に関係なく、世界中の誰もが享受でき、楽しみ親しむことができます。このようなエデュテインメント性を活かし「多様化する」複雑な社会課題に対しても、人々が共に心を寄り添い、繋ぎ、相互理解を深めることができるよう努めています。
さらに、参加者が音楽・芸術のエデュテインメント性の魅力や可能性を自発的に利活用することにより、個々に内在する創造性、即興性、協調性、共感性を一層高めることができるようワークショップをデザインしています。


3:気づきと変容

参加者ファースト、エデュテインメント化に加え、多様性を活かしたワークショップ活動によって、「気づきと変容」をもたらす目標設定と、そのプロセスを大切にしています。
そのプロセスは、参加者自身がその場の臨場感を共有し、他者との相互作用を生み、個の視野、世界観、価値観を拡大させる、音楽や芸術において経験する特異的なプロセスとも共通性があります。それが「気づき」に繋がり、創造性をはぐくみ「変容」をもたらします。
「気づき」や「変容」は、音楽のアンサンブル演奏の奏者間で繰り広げられるように、環境や状況によってその場で起こるものもあれば、時間の経過とともに、日常生活のある瞬間に、ふと実感できるものもあります。
参加者がワークショップ活動体験を一時的なものとするのではなく、そこで得た「気づき」と「変容」の種を持ち帰り、それを一人ひとりの日常生活で育むことができるように、ワークショップをデザインすることを心がけています。


ワークショップ実績

・東京藝術大学 芸術情報概論授業 (ゲスト講師としてワークショップ実践) 「藝大にいる間に知っておきたい芸術ワークショップの今」
・東京大学芸術創造連携研究機構ACUT「ジャンルを越えて音楽を楽しむワークショップ」 (音楽教育研究者と協働実践。演奏兼グループファシリテーター)。同イベントのプレ・ワークショップを単独担当。
・東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 ムジタンツクラブ、アトリエ・ムジタンツ、公開講座、地域連携プログラム (演奏兼グループファシリテーター)
・すてきな音楽サロン 対話型音楽鑑賞「ワークショップ・コンサート」
・ソシアリンク・ミュージック 「音のワークショップ」オンライン
・音と言葉が出会うとき~対話型音楽鑑賞「ワークショップ・ミニコンサート」
・南條由起と岩井智宏の「楽しい音楽探求会」 ミニワークショップ・コンサート
・英国ドレイクミュージック×川崎市×ブリティッシュカウンシル 「かわさき=ドレイク・ミュージック アンサンブル」 ワークショップ担当校のプログラムデザイン、メインファシリテーター
・英国ボーンマス交響楽団×東京文化会館 社会包摂プログラム・ワークショップ実践参加 特別養護老人ホーム施設
・アート対話型鑑賞 (小学校イベント)
・オルゴールのワークショップ
・ZOOM練習ワークショップ 基礎編、応用編 オンライン
・その他

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